〜LOCALIFEを始めるまで〜
人生観を変えるような体験価値を
ローカライフを企画・運営しているコリッシュは、ただ住むだけではない、人生観を変えるような体験価値を提供するシェアハウスにこだわっています。その昔、著名漫画家が切磋琢磨した「トキワ荘」がそうであったように、同じ思いを持った人たちが集まって住むことで、人生がより豊かに楽しくなると信じています。
ローカライフを立ち上げるにいたった背景や今後実現したいことなどお読みいただけたら幸いです。
動画での説明はこちら
【11分20秒】からどうしてこのシェアハウスを始めたかをお話ししています。
自分たちが「欲しい!」
と思う環境を
留学経験者にピッタリな環境ってあまりない?
このページをたどり着いた方は、きっと
「英語」や「国際」などのキーワードで
シェアハウスを探されていたかと思います。
「国際的なシェアハウス」に住むことによって、
・英語を海外にいた時よりも上達させたい、
・外国人の友達とhangoutしたい、
などど思われているのではないでしょうか。
実際、外国人が多めのシェアハウスに住んでみたが・・
では、実際どんなシェアハウスが良いでしょう?
「英語」や「外国人」で検索すると、
いろんなシェアハウスが出てきます。
何年も前に、僕はそのうちの一つに
住んでみたことがあります。
結論を言うと、1人で肩透かしを食らい、
非常に短期で退去しました。
シェアハウスに(勝手に)期待していたもの
よく考えれば、当たり前なのですが、
本当にいろんな方がいらっしゃいます。
「国籍」「言語」「仕事」「年齢」
「生活スタイル」「社交性」「価値観」などなど。
当時、僕は1人でがっつりと
イメージしていたものがあったのです。
それが、「言語の上達」や
「様々な背景の人と価値観をシェアする」
といったことでした。
それは、1人でシェアハウスに投影していた幻想です。
シェアメイトもそれを求めているなんて、
どこにも書いてありませんでした。
志向性や属性が合う環境を選ぶべし!
仕方なく安いからシェアハウスにいる人もいれば、
特にシェアハウスに交流を求めてもいない人もいます。
中にはフレンドリーな人もいて、
「言語交換」的な相手にになる人もいましたが、
その割合は低かったです。
その、「僕の勝手なイメージ通りなシェアメイト」が
リビングにいつもいるとも限りません。
(今考えれば出会えただけでもラッキー)
つまり、
「志向性」や、「属性」がある程度共有されていないと、
その人達と暮らすのは、かえって心地悪いだけの
体験にもなってしまうということです。
「言語交換したい人だけ」
のシェアハウスを創ってみた
そんな経験を元に、実は僕たちcolishでは以前、
「家中留学」という言語交換(Language Exchange)を
コンセプトにした国際シェアハウスを運営していました。
言語の上達を目的とした日本人とEnglish Speakerが
半々の人数で住み、暮らしながら何でも質問できる、
そんな家があればお互いに言語力を高めていく、
ことができる!といったものです。
英語初心者ではなく、すでに留学や駐在経験などがあり、
「一定の英語は話せるような日本人の人が、国内でも
もっと上のレベルへ到達するための環境を創る!」
というコンセプトです。
新聞四大紙、テレビ局もほぼ全局取材いただき、
特に日本人枠に空きが出ると、5人ほど
同時に内見に来るほどの盛況ぶりでした。
そして今は、そのアップデート版とも
言えるのが、「ローカライフ」となっています。
「外国人割合が多いシェアハウス」が最善ではなかった
アップデートしたら、外国人住人が激減した
「言語交換」のシェアハウスからアップデート。
しかし、その結果、
- 一棟の住人の人数自体を減らした(10人未満)
- 日本人住人の割合が増えた
あれ?外国人いない説?
それなのに英語話す機会はむしろ増えた?!
「言語交換に特化」したシェアハウスから、
「海外からの旅行客をゲストとして招き入れる」
シェアハウスになった最大の理由は、
国際シェアハウスの体験価値として、これが最も
「面白く」て、「英語も話す機会が多い」形式の
ひとつである!という考えに行き着いたからなのです
英語も学べて、かつ、おもしろい会話は、
外国人の住人数や比率ではなかった…
英語を学ぶこと自体が目的なのではない
どうしても、「英会話」や「国籍比率」といった
<形式>や<比率>に意識が行きがちです。
しかし、日常生活において、おもしろくないことは続きません。
英会話の為に会話をしに行くことはしなくなりますし、
わざわざ話しづらい人と会話する気もなくなっていきます。
英会話自体が目的な人はいないのです。
それよりも、その先にある、
国・文化の違いを通して
“気づき”や、”学び”を得ること
僕たちはそんな日常に欲しいんだった、
と、後々、ふと気づいたのです。
会うこと・話すこと自体がおもしろくて、
それを「手段として」英語でやってるから
勝手に手段が磨かれる、というサイクル。
こんなこと言われたら当たり前なのですが、
気づいたら手段(英語)が目的化している人も多いものです。
「今日はおもろい話できたなー」って思うのどんな時か
では、そもそもどんな時に
「今日はおもしろい会話ができたな」
「こんな考え方もあるのか!なるほど!」
という学びや、気づきなどを得たと、実感するのか。
すごくシンプルですが、それは
おもしろいと思う経験をしている人や、
おもしろいネタを持っている人と話したとき。
それについて、深く対話ができたとき。
だと気づいたんですよね。
じゃあ「おもしろい」が「家にやってくる」ようになったらいい!
つまり、
おもしろい人、おもしろいトピック、
変わったバックグラウンドを持つ人が
定期的に家にやって来たら、
それは楽しいかも!と。
そうか、
「おもしろい」が家にやってきたらいいんだ!
と思ったのです。
Airbnbが流行りだした!
自宅に外国人が来たら楽しいかも
数年前、Airbnbや「民泊」という単語が
いよいよ浸透しだしてきそうな時でした。
旅行に対する感度や海外好きな人は
Airbnbといえばみんなわかるし、
これをシェアハウスに取り込んだら、
おもしろいんじゃないか?
「シェアハウスxAirbnb」
そう考えてトライしました。
色々実験して気がついた答えは
試行錯誤の結果、
シェアハウスとして、本当に(ラクで)面白いのは
Airbnbよりも、CouchSurfingかも!?
ということに気がつき、
それ以後、CouchSurfingを活用することになりました。
*CouchSurfingをわかりやすく説明すると、Airbnbの無料版のようなものです。最大の違いは、異文化交流というマインドを持っている前提で、お互いに、「(タダで)泊めてください」「(タダで)泊まっていいですよ」というやり取りができるサービスです。ここでは、単純にタダ宿を探したいという理由で使っている人もいますが、多くの人が現地の人と、現地の家に泊まりながら交流できる喜びに気づいてハマっている人が多いのです。この人たちがおもしろい!この詳細はいつかどこか別のところで!
実際に自宅に海外ゲストを泊めてみてわかったこと
運営者の一人、萩原はローカライフの新宿、
そして溝の口の両方の立ち上げと同時に、
実際に3年以上住んでいました。
なにせこの環境は自分たちで「こんな環境が欲しい!」
と思って創ったものだから自分で住みます。
でも、正直に言って、最初は色々懸念もありました
「知らない人が家に泊まりに来るなんて…」
「この生活、本当に楽しいだろうか・・」
「この生活、落ち着かないかも」
などなど。。しかし、大丈夫です!
個人としても軽く200人以上の外国人を
自宅にホスト。様々な出会いと経験を経て、、
わかったことは、想定以上に良いということ!
試行錯誤しました。良い部分だけ最大化して、
思わしくない部分はなるべく消すように。
その結果、始める前に抱いていた、
その不安を抱く感覚を持つことなく、
しかも、たいして努力せずに
「国際環境を日常的にする」
「おもしろい人と出会える」
生活を実現することができました。
もはや麻痺して不安を抱いていたことを
忘れてしまっているだけかもしれません(笑
女性メンバーも断然楽しんでいます
「このコンセプト、男性ならいいかもしれないけど、
女性も気持ちよくこの環境で過ごせるだろうか・・。」
と、最初はちょっと心配していました。
しかし、心配とは裏腹に、
全然問題ありませんでした。
むしろ、女性メンバーの方が、
多く受け入れしてるかも・・。
やってみて改めてわかった良い点、
始める前に心配していたいた点を
整理して共有しますと・・・
まず良かった点
世界中に友達できる ~あたたかな交流~
これは想像に容易いかと思います。
本当に「日本で普通に生活してるだけなのに、どんどん世界に友達が増えていく」のです。
しかも、ただの友達ではありません。
「オレ/ワタシの国に来たらいつでも泊まりに来てくれ!」と
両手を待って広げていてくれるような友達が、です!
「で、いつくるんだ?」と言われ続けて
たまに困ることもあります?笑。
実際にローカライフの住人たちは、
自宅にホストした人たちと、
海外でたくさん会っています!
~間違いないアウトプット量~
英語での会話量も圧倒的に増える
ゲストは、もちろん日本語話せません。
そして、目の前の彼らは日本に来たばかり。
会う前のやり取りから、基本的にはずっと英語です。
風変わりな日本の常識や文化を肴に、
お互いの興味関心をシェアしていくと、
もう話は尽きません。。
一回にホストする人は1組(1-2人)で、
1組の滞在期間は2〜5日程度。
一期一会を思いっきり楽しめます。
日本の事にも詳しくなる
海外に行ってきたあなたなら、
「自分がいかに日本についてまだまだ無知なのか」
ということを、痛いほど
認識されているのではないでしょうか?
しかし、海外生活から帰国すると
その感覚も次第に薄まってしまいがちですが、
ご安心ください。ここではそうはなりません。
「どうしてや日本のマンホールはこんなにデザインがされているの?」
「どうして制服はセーラー服なの?そして女の子だけなの?」とか、
「ほとんどのものは美味しいけど、チーズだけは美味しくないのはなぜか」
みたいな返答に窮する質問はたくさん受けます。
答えられずに悔しい。。(調べなきゃ。。)
質問されてみて初めて気付くことは
まだまだたくさん!どんどん日本がわかっていきます。
日本の見方、世界の見方が変わる
外国人を通して見える日本はおもしろい!
へぇ、そんな風に感じるんだ、そんな偏見があるのか!
と日々思い知らされます。
紛争地帯だと思ってた地域からゲストが来て、
リアルな生活事情を聞いてみたり、
各国の兵役事情を聞いて比べてみたり。。
彼らのバックグラウンドについて知る度に
僕らが思っていた世界の固定概念も薄れていきます。
少しずつ、目が開いていきます(これめちゃ大事!)
〜手段が英語になる〜
英語力が高いレベルの人たちの環境の快適さ
これも大事です。
英語力に基準を設けているので、
基本的に住人みんなが英語の会話に入って来られます。
つまり、話に集中してどんどん盛り上がるのです!
国際シェアハウスあるある。
・せっかくおもしろい話でもりあがっても、一部の人しか笑ってない(英語力にばらつき大)
・会話が込み入ってきて、会話のトピ主がフェードアウト(ちんぷんかんぷん離脱)
次に、心配していた点
知らない人を泊めるの大丈夫?
やり方について、最初に共有します!
どんなゲストを受け入れるべきか、どういう風にするとラクで楽しいか、など共有しています。過去に数百人ホストした中で、「なんかちょっと変わった人が来た・・」という経験は正直ありました。しかし、「何かが盗まれた」とか、「変なことをされた」といった実害は全くありませんでした。
むしろ、ゲストはみんなとてもリスペクトの姿勢で接してくれるのです!
特に女性は心配されるかと思いますが、シェアハウスなので一人ではないということや、ガイドラインに沿ってホストしてもらえれば、とても楽しくホストしてもらえます。
次々に家にゲストきたら生活がせわしなくなる?
そんな心配もありました。しかし、一度に泊めるゲストは1組。その期間はその人たちだけ。逆に一泊二日などの短期すぎるゲストはあまり交流ができないこともあるので、断ったりします。入れ替わりは少なくして、1組とのコミュニケーション時間をある程度確保します。週替り程度なので、「ゲストが毎週いても全然気にならない」というのがこれまでの住人みんなの感想と実感です。
また、全てのゲストと必ず接しなければならないという風にお考えになる方もいらっしゃいますが、そういう訳ではありません。疲れている日もあれば、忙しい週もあるかもしれません。ご自身の感覚で、バランスをとってコミュニティに参加できます。
日本人住人が多いと、英語話さない?
そんなことはありませんでした。他のシェアハウスだとそうでしょう。しかし、海外からのゲストとは英語でしか通じないことがほとんどなのです。英語でのリアルのコミュニケーション時間が少ないという実感は全然ないです。
むしろゲストが定期的に来るによって、しっかり日本語・英語を切り替えられてメリハリがあります。
住人のみんなが、それぞれの経験の引き出しを持ってゲストと交流するので、自分とゲストだけが話すよりもトークが盛り上がること多々!
"国際"と"英語"が空気のような日常に。一緒に世界観を拡げよう
なぜこういうコンセプトのシェアハウスを始めたのか、
そして実際にどういう暮らしなのかという部分が
少しでも想像できたら幸いです。
そして、もしこのコンセプトに共感して、
自分もこのシェアハウスで一緒に楽しみながら、
コミュニティを盛り上げたいと感じていただけたら
ローカライフ向きです!
この特殊な(?)コンセプトに共感した
メンバーしかいない生活です。
「知らない外国人が家に泊まる」という
ところだけを切り取ったら、
結構奇妙な人たちと思うかもしれません。
しかし、
そこでできたシェアメイトとの関係と居心地。
おもしろう!と思って招く外国人のゲスト
=おもしろい友達がどんどん増えていく
世界中から、
「いつでもウチに泊まりに来てね!」
と言われていくようになります(マジ)
これまで何人のローカライフのメンバーが
自宅で泊めた外国人の友達に会いに、
その国へ遊びに行ったでしょうか・・!?
(数え切れません)
気付いたら、英語を手段として世界について、
日本について少しずつ詳しくなっていく日々。
どの経験も、将来に渡ってかけがえのない
財産になっていくとこれまでの経験から感じています。
一緒に自宅のリビングで世界を楽しみましょう!
最後になりましたが、そもそもcolish(コリッシュ)って?
コンセプト型シェアハウスの企画運営をしています。ただのシェアハウスではなくて、そこで過ごした時間が、人生を振り返ったときに大きな財産になっていたり、学びや成長になる。そしてそこで過ごした仲間が今後の人生において大事な友人となる。そんなかけがえのない場所になるようにと思いプロデュースと運営をしています。実際にこれまでに企画運営してきたシェアハウスで同じ時間を過ごした住人たちは、5年、6年たった今でも毎年集まっていたり、結婚報告をし合ったり、時には仕事を一緒にしたりと、歳を重ねても変わらずにいい関係を続けています。
これまで、プログラミングを学び合う学び型のシェアハウスや、移住促進型のシェアハウス、多世代子育てのシェアハウスなど、いろいろなコンセプトシェアハウスのプロデュース・運営をしてきました。また、コンセプト型シェアハウスの住人募集ができるポータルサイト「colish.net」を2011年から運営しています。
運営者紹介
Kentaro Ohara
コリッシュ代表。シェアハウスは人生を豊かに・面白くするプラットフォーム。自分が住んでみたい、住んで人生を変えてしまうような体験ができる場所がつくりたくてはじめました。
みんなで一生の思い出に残るシェアハウスをつくりましょう!
Yuta Hagiwara
「家中留学」「LOCALIFE」発起人・マネージャ。企画者でもありましたが、約6年間いち住人でもありました。
日常生活をもっと愉しむために、どんな空間を創りたいか試行錯誤しました。共感いただけましたら是非遊びに来てください!